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2014/08/27ディスカバー大阪中央線

中央線 緑橋

緑橋駅は緑橋交差点の地下にあります。

緑橋駅は緑橋交差点の地下にあります。

緑橋駅は大阪市を東西につなぐ中央大通と、南北の今里筋が交差する「緑橋交差点」の真下にあります。地下鉄中央線、今里筋線が連絡する駅です。駅出口をあがると、はるか高みに阪神高速の東大阪線、その下に中央大通のバイパス(今里筋をまたぐ)が二重に走っています。今里筋は城東区の「蒲生4丁目交差点」から東住吉区の「湯里6丁目交差点」をつなぐ、大阪環状線の一部です。中央線の一番東側で他線と連絡する駅なので、今里筋線の利用者が市内に入るために乗り換える駅です。

■のどかな田園地帯からベッドタウンに

緑橋駅は大阪市東成区の北端に位置します。大阪の東側は古い土地が多いのですが、この周辺も遠く南北朝時代に、四天王寺の所領という記録があります。江戸時代に入ると幕府直轄の天領地となり、明治時代になってものどかな田園地帯でした。ところが大正時代に住宅地が増え始め、交通の便が良かったこともあり、人口が急激に増えました。
大阪市は昭和になってから飛躍的に発展した都市であり、東成区もまた今で言うベッドタウンとして栄えましたが、戦時中の大阪大空襲で焼け野原となりました。つまりこの地域の現在の建物はほとんどが戦後のもので、住宅と商業、中小企業が混在した、まさしく昭和の町並みが広がっています。

大阪市東部を南北につなぐ今里筋線。

大阪市東部を南北につなぐ今里筋線。

地名の由来を伝える石碑があります。

地名の由来を伝える石碑があります。

■街の中に中小の病院が埋もれています

現在の緑橋駅周辺は、北側にアーケードのない「緑橋商店街」がある以外、大きな商業施設はありません。住民によると「この辺りは便利だから、みんな直接、市内に行ってしまう。地元で買い物などしないよ」とのこと。現在も都心部と直結した東のベッドタウンの役割なのです。
路地に入れば、昔ながらの古い民家の横に、新しくマンションが建っている風景が見られます。大掛かりな再開発はありませんが、街のスクラップアンドビルドが少しずつ進行しています。
また東成区は全市で4番めに高齢者が多い、ということもあり、中小の病院が数多く見られます。駅前というよりは市街地の奥に病院が埋もれている感じで、これも古い街の特徴です。
ちなみにこの地域の緑橋という地名は、かつて近くにあった千間川(せんげんがわ)に架かっていた、緑色の橋の名前に由来します。今里筋沿いにその由来を示す碑が建てられています。

通りを入ればまさに昭和の町並み。

通りを入ればまさに昭和の町並み。

 

古い民家の横に大きなマンションが。

古い民家の横に大きなマンションが。

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