2018/03/08ディスカバー大阪長堀鶴見緑地線
2018/03/08ディスカバー大阪長堀鶴見緑地線
改札口をでるとそこはもう都市公園の敷地内です。
鶴見緑地(つるみりょくち)駅は、大阪市鶴見区のやや東北よりにある地下鉄長堀鶴見緑地線の駅です。大阪地下鉄の中でもユニークな駅で、駅そのものが緑地公園の敷地内にあります。1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」の会場である「花博記念公園鶴見緑地」へのアクセス路として整備された、花博通の南側に位置します。地下にホーム、地上に駅舎があり、改札口を出ればそこは公園内です。乗降客はほとんどが「鶴見緑地」への来場者ですが、駅周辺にはプールや温浴施設などもあります。
もともと鶴見区の「鶴見」は、鎌倉時代、源頼朝が富士の裾野で狩りをしたときに、千羽の鶴に金の短冊をつけて放したところ、この地に飛来して住み着いたという言い伝えにちなんでいます。その鶴を見物にくる人が多いことから「鶴見」という呼び名がついたのです。
鶴見には1972年に、面積約120ヘクタールという、府下最大の緑地公園「鶴見緑地」が開園、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」のメイン会場となりました。そして開催終了後、記念施設の「咲くやこの花館」をはじめ、いくつかの施設が残され、都市公園として再整備されました。
「咲くやこの花館」は延床面積6900平米という、日本最大の温室を有する屋内植物園です。博覧会の「大阪市パビリオン」として建設された施設で、外観は水面に浮かぶ睡蓮をイメージしたもの。現在も年間で約21万人が来場する公園のシンボル施設です。
駅そのものが都市公園の中にあるというユニークな駅です。
120ヘクタールの広大な敷地には、さまざまな施設があります。
大阪市民の貴重な憩いの場、スポーツの場となっています。
「咲くやこの花館」は日本最大の温室を有する屋内植物園です。
他の施設では、陳列館ホールは「大阪市立環境学習センター・通称:生き生き地球館」として整備され、年間で約31万人が来場する人気施設となりました。また花博国際展示館「水の館」(ハナミズキホール)は「鶴見スポーツセンター」となり、正式な公園名も「鶴見緑地」から「花博記念公園鶴見緑地」に改称されました。
さらに遊園地などの敷地の一部は「乗馬コース」となり、駐車場の敷地には球技場・運動場・温水プールなどが設けられ、国際庭園や日本庭園、花桟敷、花の谷などの庭園も保存され、市民の貴重な憩いの場となっています。
乗降客のほとんどが公園への来場者ですから、ガイド放送による施設案内、イベント案内が有効です。またプール、温浴施設も見逃せません。
「いのちの塔(展望塔)」は残念ながら閉館となりました。
花博国際展示館は「鶴見スポーツセンター」として活用されています。
駅の南側には「鶴見緑地プール」があります。
同じく駅の南側にある温浴施設「鶴見緑地湯元 水春」。